はじめに
2020年の年末ごろに話題になったM1チップを搭載されているMacBookを販売されました。気になった僕も購入しましたが、仮想マシンのインストールがうまく行けませんでした。VirtualBoxにUbuntu 20.04を入れることができましたが、起動できませんでした。Parallels Desktop 16を購入すると問題なくできますが、毎月料金がかかるので無料のものがないか調べてみました。VMware FusionはM1用の版を今年中リリースする予定という情報がありますが、たぶん秋ごろだと思います。今回はUTMを利用してUbuntu 20.04をインストールしてみたのでメモとして残したいと思います。
M1チップMacbookにWindows10をインストールする方法はこちら🔽
事前準備
以下のものを準備する必要があります。
- UTMのインストール
- Ubuntu 20.04 ARM版のイメージのダウンロード
UTMのインストール
UTMがインストールされていない人は以下の記事を参照してインストールしてください。
Ubuntu 20.04 ARM版のイメージのダウンロード
Ubuntu 20.04 ARM版はubuntu.com/download/server/armからダウンロードできます。
UTMを使ってUbuntu 20.04の環境を構築
UTMを開き、新しいバーチャルマシンの作成するボタンをクリックします。

Informationタブでバーチャルマシンの名前(Name)にバーチャルマシンの名前を入れ、タイプ(Style)にオペレーティングシステム(Operating System)を選択してください。

システム(System)タブをクリックして、以下の画像のようにアーキテクチャ(Architecture)とメモリ(Memory)を設定します。アーキテクチャでは ARM64 を選択し、メモリではパソコンのメモリの半分を設定すると推奨されています。僕のPCのメモリは8GBなので4GBを設定します。

次はドライバー(Drivers)タブをクリックして、New Driver ボタンをクリックし、Createボタンをクリックしてください。

そしてもう一度New Driveをクリックしてください。ただし今回はRemovableチェックボックにチェックを入れて、Createボタンをクリックしてください。

Driveの作成が完了したら、Saveボタンをクリックしてください。

以下の画像のようにメイン画面でCD/DVDボタンをクリックし、Browserボタンをクリックしてください。

するとファイルを選択するウィンドウが表示されるので、ダウンロードしたUbuntu 20.04 ARM版のイメージを選択してください。

そして、作成したバーチャルマシンを選択し、起動するボタンをクリックしてください。

しばらく待ったらUbuntu 20.04のインストール画面が表示されます。
これで作業が完了しました。お疲れ様でした!
今回インストールしたUbuntuサーバーにはGUIがないので、GUIを使いたい人は🔽の手順に沿ってUbuntu Desktop版をインストールしてください。
簡単にM1チップMacbookにUbuntuデスクトップ版をインストール方法
以下のコマンドを実行して、taskselをインストールします。
sudo apt install tasksel

taskselでUbuntu Desktopをインストールします。
sudo tasksel install ubuntu-desktop

以下の画像のように表示されたら、以下のコマンドを実行して、バーチャルマシンをリブートしましょう。
sudo reboot

しばらく待ったら、Ubuntu Desktop版が利用できるようになりました!

コメント